この度の令和元年台風第19号によりお亡くなりになられた方々に謹んでお悔やみ申し上げますとともに、被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。被災地の一日も早い復旧をお祈り致します。

Precious Cargo: EPISODE 3

宇宙仕様

アポロ11号で使用された重要な製品やツールのご紹介

宇宙仕様

1969年7月

世界は、人類史上初の特別な瞬間を目撃しました。

ゼロハリバートンでは、アポロ11号の偉業から50周年を記念して、アポロ11号の月での使命と成果、またサポートした我々の役回りについて、特集「プレシャスカーゴ」を5回のエピソードに分けて、配信します。

apollo 11 apollo 11

人類史上初めての月面着陸

それは始まりに過ぎなかった

「ヒューストン、こちら静かの基地。イーグル(着陸船)は舞い降りた。」このニール・アームストロング船長の言葉で、地球上にいる多くの人は、人類が偉業を成し遂げた事を知ることとなりました。人間が無事に月に着陸したのです。しかし、地球にいない三人の宇宙飛行士にとっては、使命完遂までの長い道のりの一歩でしかありませんでした。アポロ11号は、月面の着陸スペースを探すだけではなく、月の欠片を持ち帰るという使命もあったのです。 貴重な月のサンプルを無事に採集し収納するには、数多くの作業をしなければなりません。

宇宙飛行士が使用する道具は、彼らが簡単、効率的、そして安全に使用できるように細心の注意を払って開発・選択されていました。ゼロハリバートンのケース、オメガの時計、ハッセルブラッドのカメラのように耐久性があり信頼できる機器のみが必要とされ、月への旅行を実現させることが出来たのです。

Zero Halliburton aluminum tech cases  Tested Zero Halliburton aluminum tech cases  Tested

不可欠な資質

月への旅に必要な道具のほぼ全てがNASAによって開発されましたが、極少数の優れた既存製品も選ばれ使用されました。ゼロハリバートンのケース、ハッセルブラッドのカメラ、オメガの時計などの「エリート製品」は、アポロ11号に搭載され月に飛び立ったのでした。突出したデザイン・工学技術・機能性が厳密に評価され、選ばれた結果でした。そして、50年経った今、「宇宙仕様」の比類なき品質を持つ商品を作り出した象徴的なブランド、として尊重されています。

アポロ11号の道具

秘話

1. 宇宙船をホットワイヤー(針金でエンジンをスタート)する方法 1. 宇宙船をホットワイヤー(針金でエンジンをスタート)する方法

1. 宇宙船をホットワイヤー(針金でエンジンをスタート)する方法

月着陸船でEVA(船外活動)の準備中、サーキットブレーカースイッチが壊れてしまいました。スイッチは月着陸船の上昇エンジン用で、それがなければエンジンは稼働せず、2人の宇宙飛行士は月面に立ち往生することになってしまいます。240,000マイル離れた最寄りの電気技師とオルドリンは解決策を思いつきました。彼はちょうど良いサイズのフェルトペンの先で内部の金属片を持ち上げ、回路をつなぐことに成功しました。スイッチは作動しエンジンが稼働しました。そのおかげで、2人の宇宙飛行士が司令船に戻り、地球に帰ることが出来ました。

2. 宇宙飛行士は、愛するほどにオメガの時計を気に入っていた 2. 宇宙飛行士は、愛するほどにオメガの時計を気に入っていた

2. 宇宙飛行士は、愛するほどにオメガの時計を気に入っていた

40,000km/hで飛行する場合、正確で信頼性の高い時計はファッションではなく、任務遂行する上で重要な機器となります。テスト後、オメガスピードマスタープロフェッショナルが選ばれ、宇宙飛行とミッション遂行のための認定された時計となりました。時計に慣れるためにミッション前に宇宙飛行士に支給されたのですが、かれらは時計の虜になってしまいました。みんな時計がとても気に入ったので、やがてNASAの在庫から時計が無くなってしまいました。宇宙飛行士室長は、宇宙飛行士たちが時計を返還していないと聞き、簡単なメッセージを書いたメモを送りました。「時計を返還しないと宇宙に行けなくなりますよ。」時計は政府の財産でしたし、宇宙飛行士はしぶしぶでしたが、そのメモを見たあとすぐ返還しました。

3. ビンテージのハッセルブラッドカメラがたくさんある場所 3. ビンテージのハッセルブラッドカメラがたくさんある場所

3. ビンテージのハッセルブラッドカメラがたくさんある場所

アームストロングとオルドリンが月面着陸に向け出発した時、最先端のハッセルブラッド500ELカメラを2台持って行きました。343枚の写真が撮影され、撮影済みのフィルムは地球に戻りましたが、2台のカメラは月に残されました。アポロミッションでは、フィルムを持ち帰りカメラを残していくと決められていました。重量を少なくすることによって、より多くの貴重な月のサンプルを地球に持って帰ることができるためです。アポロミッション全体として、合計12台のハッセルブラッドカメラが月面に放棄されました。もしあなたがヴィンテージカメラのコレクターでしたら、月に行く価値があるかもしれません。

写真提供: NASA - ご厚意により許可転載